

CHILD HOUSE
社会福祉法人 地球の子ども会
MONTESSORI-METHOD
教育の5分野
日常生活の練習
日常生活の活動は、生活そのものにあります。子どもはこの活動を通して生活に使う用具の使い方を知ります。毎日いろいろな用具を使って繰り返し活動する中で、生活そのものの感覚体験を通し、粗大・微細運動の獲得と洗練、言語の発達、秩序感、集中力、意思力を養っていきます。また失敗しても後始末の方法を学び、克服しながら一人の人間として自己構築をしていきます。日常生活の練習には以下の5つの項目があります。
運動の獲得(粗大運動・微細運動)
自己への配慮(身だしなみ、生活習慣の確立。身辺自立への準備)
環境への配慮(生活に必要なお仕事、掃除、洗濯、植物の世話等)
社交的な振る舞い(マナーやエチケット、挨拶、等、日常の中で他者と関る全ての活動)
食事(食事の準備、片づけ、おやつ作り等)





感覚的教育
0歳~3歳までの子どもには、『吸収する精神』という力があり、すべての環境因子からの刺激や情報を無意識に吸収し蓄積していきます。この時期に吸収された感覚印象は、感覚器官が未熟なため、まだ、正確に情報を取り入れる事ができずに、混沌とした状態で蓄積されていきます。しかし、無意識にではあっても、子どもは、正確な情報を捉える事が出来るように、より精巧な感覚器官を形成しようと敏感に刺激に反応しています。そのような人間作りの基盤である乳児期から幼児期にかけて、すべての知的活動の基礎となる感覚器官の洗練を援助し、さらに知性の発達を支援する場が感覚教育として位置づけられています。ここでは以下の3つを目標として活動が設定されています。
感覚器官の洗練(感覚器官をよりよく洗練できるように援助する)
感覚体験の整理(『吸収する精神』でため込んだ様々な感覚体験をより良く整理し、概念のレベルまで高めていけるように援助する。大きさ・高さ・長さ・形・色・温度・等の概念形成)
物を考える方法の獲得(知性の芽生えの時期に、物を比較することから始めて、法則的なものの見方や考え方や観察力を獲得する過程を援助する。)


